部会・同窓会
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大学経済学部同窓会

Vol.3-1 「価値観を変えた35日の完歩−結願・満願成就−」 山崎 清貴(1977年卒)

2020.11.12 更新
話しは5年前に遡ります。夏の時期2015年7月28日から8月31日まで35日間かけて四国八十八カ所霊場を巡る修行に出ました。きっかけは45年前に読んだ司馬遼太郎の「空海の風景」でした。いつかマルチスーパースター・空海の足取りを辿ってみたいと思い続け、若い時に抱いていた夢が62歳にして叶いました。

準備には2年程有しました。先ずは歩く習慣を付けることから始めました。10km、20km、徐々にハードルを上げて最終的には50km強まで練習を積み重ねました。まめや水膨れの足裏対策や水分補給の酷暑対策も準備段階で体得でき、これで準備万端、スタート台に立ちました。今思えば準備の積み重ねが成功裡に導いた要因であったと思います。

さて、行程は徳島の第1番札所霊山寺を皮切りに高知・愛媛、終着点である香川の第88番札所大窪寺までを一気に巡拝する通し打ちでした。一般的に遍路道は1,200kmと言われていますが、道に迷い横に逸れてしまうことも度々、迂回を余儀なくされることもあり最終的な歩行距離は1,387kmにも及びました。単純に1日の距離を均すと約40km、最大歩行距離は58kmでした。途中多くの観光名所がありますが、目的が修行の旅と位置付けていたので目もくれずに山を登り、谷を下り、いくつもの峠を越えてひたすら札所間を歩き続けました。

歩きお遍路は、先ず第12番札所焼山寺の難所を超えられるお遍路さんが5割位、そこを越えても第88番札所まで到達できるお遍路さんは3割程と言われています。私は2日目に登った第12番札所焼山寺を経験したことで、苦しい時は「焼山寺」を思い起こしてその後の苦難を乗り切ることができました。最終の第88番札所大窪寺に向かう日は雷雨となり最後まで試練が待ち受けていましたが、お寺にたどり着いて結願した時は、成し遂げたという充実感と喜びで一入でした。

体力・精神力を試してみたい、敢えて酷暑の時期を選んで負荷をかけて敢行した修行は、自身の物理的な限界点がどこにあるかを見つける有意義な機会となりました。5年が過ぎ67歳になった今でも当時の貴重過ぎる程の体験をベースにライフスタイルを送っています。「人間は変われる動物」であると実感した修行の旅でした。
もう一つ完歩できた大きなファクターは人の暖かい支えがなければ完遂できなかったことです。(続きはvol.3−2)

所属:小林望ゼミナール(経営学部・都市開発)・古美術研究会



8キロのリュックを背負い、頭陀袋を肩にかけての歩行はきつい



服装は白装束。昔はどこで死んでもかまわないという覚悟で死装束を着ました



お遍路道には至る所に標識があり、それを頼りに歩きます。それでも道を間違います



最初の難所焼山寺に向かう途中。歩いてきた平地が一望できます



四万十川に昇る朝陽を見ながら50km先にある足摺岬のお寺を目指します。夏なので毎日朝5時出発



88番札所大窪寺で結願、証書と納経(朱印)。翌日は高野山に移動、お大師様に報告して満願成就
 
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