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大学経済学部同窓会

Vol.18「人生の道しるべに感謝」 栗原 冬子(1994年第二部経済学科卒)

2022.02.17 更新
今年の箱根駅伝も素晴らしいレースでしたね。優勝インタビューで、箱根を走りたいために青山学院に入学したと話している選手の言葉に共感しました。

実は私もCA(キャビンアテンダント)に憧れて、噂で採用人数が多いと言われている青山学院に入学したことを思い出しました。小学校の卒業アルバムの将来の夢に「スチュワーデスになりたい」と書いていて、幼い頃から将来の計画を立ててそこへ向かうためにするべきことを順序立てるという習慣がいつの間にか付いていたようです。

ところが、中学3年の時に街でスカウトされ芸能界入りに心が揺らぎ、高校受験が終わったらということで高校1年生の時にワーナーからCDデビューをしました。その後、ドラマ、CM、NHK歌番組のレギュラー、リポーターなどをこなしながら埼玉の県立高校に通い、楽屋での待ち時間は学校の宿題や受験勉強をするという学生生活を送っていました。進学校だったため、転校を勧められたのですが、ここでレベルを落としたら青山学院に入れなくなると思い、校長先生に直談判をし、成績を落とさない約束で居座りました。所属プロダクションの力の入れ方と仕事の量からも芸能界を高校3年でやめるわけに行かず、青山学院でも仕事をしながら通えるカリキュラムでNHKからも近い青山キャンパスに4年間通学できる第二部を目指し、どうにか経済学科に入学しました。

入学してみると、様々な個性や職業の友人ばかりでとても刺激になり、楽しいキャンパスライフを過ごしていましたが、気づけば就職活動の学年になり、迷わず芸能界を引退し、就職活動に専念をしました。これまで空の職業に就く為に努力していたのだから何としても就きたいという強い想いが通じたのか、願えば叶うもの、新卒でANA(全日本空輸)に内定することができました。そして、学院の就職センターから後輩への内定体験談の登壇の依頼があり、教室に溢れんばかりの多くの受験希望者を前にして、初めて内定の実感が湧いたことをよく覚えています。実はこれも、内定前からイメージトレーニングしていました(笑)。

入社後は国際線に配属され、3ヶ月の訓練ののち初フライトを迎えました。入社2年目に結婚、翌年に妊休(当時は妊娠が判った時点で乗務できなくなり休暇に入ります)、出産、産休、復職を経て同期に後れを取りながらもファーストクラスを担当するまでになってやっと一人前になれた気がしました。もちろんいいことばかりではないのが人生ですが、育児と仕事のバランス、時差による体調不良やハードな業務でも好きな仕事なら乗り越えられるという楽しみを実感しました。

しかし、家庭の事情で、娘が小学生になった頃に退職をすることになり、専業主婦を数年しました。その頃にはすでに次の夢があり、それに向かって子育てしながら約10年計画で着々と準備を進めていました。それは経営者であり、講師であり、著者である現在です。

私は常に「○○になりたい」「〇〇したい」ではなく、「○○になる」「〇〇することになる」へ向かって邁進する未来確定型で生きています。中でも、フレグランスが好きということから、アロマの資格取得、調香やイベントの香りの演出、自分のブランド展開、本を出版、学校で講師をする等々、計画がすべて達成されました。近年では、念願の【青山学院の香り】を作成することができ、万代基金の返礼品として、青山・相模原キャンパスの購買会でも販売されています。

人生の道しるべとなった青山学院で得たOBやOGの方との絆には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは母校に恩返しをしていきたいと思っています。

所属:中澤進一ゼミナール



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